ロボカップジュニアに出ようと思ったら 2lu3
1 必要なもの
やる気、先生(もしくは本やネット調べ)、仲間、USBメモリ、ロボット、ノートパソコン
(1) やる気
頑張って! ロボカップジュニアのジャパンオープン(全国大会)で君を待ってるよ ☆
(2) 先生 (もしくは本やネット調べ)
理想はおうちの人です。
おうちの人が詳しくなかったら、詳しい人を探してみよう。
どうしても身近にそういう人がいない子はロボットプログラミング教室か、自分で本やネッ
トで調べていくという方法もあります。
(自分で調べる方法だとなかなか進まないと思うので、大会になるべく出て、大会で積極的
に周囲の人達に話し掛けて質問してみて下さい。特に、審判してる人は詳しいよ。)
習う場合、まず君の学校で配られるプリント(体験教室の案内とかが混じってるかも)、それに住んでいる地域の広報誌(市報や県報)のイベント欄をチェックしてみて下さい。
僕の知っている範囲で可能性があるのは、科学館などの公的機関と専門的な学校でのイベントです。
・例1:科学館とか公的機関などが独自ロボットを開発していて、それを使って1年教えてくれるところもあります(例:東近江市の探検の殿堂※、神戸市の青少年科学館)。
・例2:地域の高等専門学校(高専)や工業系の高校や大学などが夏休みを中心に、もしくは1年間定期的に教えてくれる子ども講座などイベントがあります。
これらはロボカップジュニアに特化しているわけではないのですが、費用も実費程度で、しっかり基礎固めが出来て楽しいだろうと思います。(探検の殿堂以外。探検の殿堂については下記に詳しく書きました。)
もしも君が関西に住んでいるなら、ものすごくラッキーです。
大阪日本橋のダイセン電子工業さんの無料講習会(土曜日14~16時)に参加できます。
ここはロボカップジュニアで少しでも上を目指すための講習会です。
ネット予約はこちらでできます。 http://daisendenshi.com/robot/
講習会には関西圏を中心に複数の世界経験者が参加していて、すごいロボットを間近に見る
こともできます。
他の講習会について (小学生へのおすすめ順)
ダイセンさん以外はロボカップジュニア向けではありませんが、有料の民間の教室は工具が充実していたり、先生が複数いて手厚かったり、早く上を目指したい人には向いています。
例えば、僕が知っているところは以下になります。関西でもこれだけあるので、関東ではもっと多いと思うし、君の住んでいる地域にもあるかも。
① WAO!LAB(大阪南森町) https://www.facebook.com/waolab
工具(3Dプリンター・レーザーカッター・CNC等)が充実していて、専門の先生やロボカップジュニアを引退した元選手からも教えてもらえて、受講日も選べて、理想的な環境。
② 子どもの理科離れをなくす会(全国各地)http://e-kagaku.com/index/top_general/apply/
北海道から沖縄まで教室があるから、君の近くでもあるかも。この会のお蔭で、僕はRCJを知りました。北原先生のお話はとても勉強になるし、大学生の先生達は優しいです。
③ ココロボ(滋賀東近江市)※ https://sites.google.com/site/rcjjhigashiomi/oshirase
僕が通っているのはココロボ2です。有料といっても工具代くらい(月1300円くらい)です。とてもハイレベルなので、正直、東近江市の子が羨ましいです。※探検の殿堂です。
上記の講習会なら、どこでもロボカップジュニア全国大会以上を目指せます。
基本的に無料より有料の講習会の方が指導が親切丁寧な傾向があるので、小学3~5年生くらいなら有料の方がこまめに声もかけてもらえて長続きしやすいと思い、この順番にしています。
④ CoderDojo(全国各地) https://www.coderdojo.jp/
これはロボカップジュニア向けでなく、プログラミングだけですが、無料な上、君の地域にもある可能性がかなり高いです。関西圏だけでも10か所以上あります。
(3) 仲間
ロボカップジュニアは一人出場はできないので、必ず誰かとチームを組む必要があります。
チームメイトは君の友達が理想的ですが、兄弟姉妹でも講習会で出会った子でもいいです。
ただ、14才以下(プライマリー)の組で大会に出た方が有利なので、この組で出るにはチー
ムメイトは全員来年の7月1日時点で14才以下でないといけません。(春生まれの中1生か、夏より後に生まれた中2生まで。)
(4) USBメモリ
千円以下なので、お小遣いで買えます。
小さくてなくしやすいので要注意。パソコンに必ずプログラムのバックアップ(記録)取っておこう。
(5) ロボット
ブロック(地域という意味、下の2を読んでね)によって、大会の時に貸してもらえます。
買うなら、ダイセン電子工業さんのロボットキット(8千円くらい)がベストです。
レゴより始めやすいし(レゴのキットは7万弱)、分からない時はダイセンさんの講習会に来れば教えてもらえます。
それに、夕方に数分くらいなら電話で相談することもできるんじゃないかなと思います。(回数が余り多くならないようにしてね。)
何より、RCJサッカー上級者の多くがダイセンさんのパーツを使っています。強いからです。
初心者にとってもとても強いロボットです(調整不十分な中級者くらいまでなら、初心者でもきちんと調整していれば割と勝ちます)。
もしも君がレスキュー希望で、お金があるなら、レゴは良い選択になります。
(ダイセンさんのロボットキットで世界大会に行っているレスキュー強豪もいます。)
(6) ノートパソコン
ブロック(地域という意味、下の2を読んでね)によって、大会の時に貸してもらえます。
買うなら、もし君が小学生なら中古の2万くらいのを勧めます。競技コートと机を行ったり来たりするので、落として壊すリスクが高いからです。
プログラミングだけなら低性能なパソコンで困りませんし、低性能でネットに接続できにくいくらいの方がいいかもしれません。
(ただし、出来れば後でメモリなどを増設できる方がよりいいかもしれません。)
最初は中古を使い倒すくらいが上達の早道になります。
2 種目を決めよう
まず、ざっくり種目を決めるとロボットや勉強する方向性が決まっていいと思います。
初心者にはサッカーか、レスキューがいいだろうと思います。
(1) サッカー
ロボット2台で敵ゴールにボールを入れて点数を競います。分かりやすくて、スピード感と運があり、かなり楽しい競技です。小学生~高校生まで幅広くやっています。
この競技はレゴでは勝てず、ほぼダイセンさんか、あとは高専の人達が自作ロボットを作ってくるくらいです。
YouTubeで『 ロボカップジュニア サッカー 』で検索すると、たくさん動画があるよ。
(2) レスキュー
ロボット1台で、被災地に入り、被災者(に見立てたボール)を保護するという競技です。
確実性が重要で、レゴのロボットも向きます。中高生が多いです。
YouTubeで『 ロボカップジュニア レスキュー 』で検索すると、たくさん動画があるよ。
(3) オンステージ
ダンスのことで、余り詳しくないのですが、ロボットと人間が一緒に踊る競技です。
基本的にはサッカーやレスキューより難度が高いです。
3 大会に出場を申し込むには
(1) まず君の地域のブロックを確認しよう
大会は秋~冬に始まり(下を見てね)、君が住んでいる地域(ブロック)によって出場する
大会の時期やローカルルールなど、色々違ってきます。
君がどこのブロックになるかは、これ ↓ を参考にしてみて。
http://www.robocupjunior.jp/regional-block.html 各ブロックのHPや連絡先が載ってるよ。
大会前までに1か月くらいあれば、初心者でも十分出場できます。
始めて1か月だとなかなか勝てないでしょうが、それでも楽しいし、刺激も受けます。仲間
も増えます。
(2) そのブロックのHPで、大会情報がUPされるのを待とう
去年の大会情報(申し込み時期とか大会時期とか)をまず参考にして、できればその1か月くらい前から時々HPをチェックしていこう。
① 秋~冬 ノード大会 (市大会)
↓ ・・・ 勝ち抜いたら
② 冬 ブロック大会 (県大会)
↓ ・・・ 勝ち抜いたら
③ 3月末 ジャパンオープン (全国大会)
↓ ・・・ 勝ち抜いたら
④ 夏 ワールドオープン (世界大会)
(3) そのブロックの大会情報がUPされたら
申込方法をチェックして出場手続きしてみよう。
その時に悩みそうな言葉を説明しとくね。
・ メンター: 大会の時に付き添ってくれる大人のこと。
学校の部活で申し込むなら顧問の先生だけど、個人で申し込むなら、お父さん・お母さん・おじいさん・おばあさん、大人なら誰でもいいです。
・ 種目: 細かく種目を決める必要があります。
サッカー初心者なら日本リーグのサッカービギナー、レスキュー初心者なら日本リーグのレスキューラインがおすすめです。(オンステージはロボット経験がないと厳しい競技です。)
4 大会に出場しない場合
ノード大会やブロック大会だと君の家の近くでやっているかもしれません。
もし都合が合えば、行って試合を見学することもできるよ(無料)。
14時や15時になってヒマそうにしてる選手(子ども)や運営スタッフ(大人)がいたら思い切って声をかけてみて、チームメイトを探してるとか、このロボットはどうやって作ったの?とか、色々と相談してみるといいと思います。 選手なら来シーズンチームメイトがいない子を知っていることも多いし、初心者の子には色々と教えてくれるはずです。
4 下のサイトに更に詳しく、中学受験を考えている子や中学生向けに書いてみました。
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